2010年3月28日日曜日

妄想トレーニング?

私の大人初心者生徒さんの中に素晴らしい方がいます。
彼女は大手英会話スクールに5年間通っていたんですが、
ネイティブから習っていたのに話すことと文法理解が難しかったようでした。(文法の説明をネイティブが英語でするのを超初心者が聞くって凄いストレスだと思います。)
去年夏から私が教えることになったんですけど、2~3回目だったか、どこらへんで躓いていたのかがはっきりしてきました。
その後、彼女が楽しいと思えるトピックのみで基本的なことをほんの少しだけ入れて、子どものように学び始めました。

最近、「今年の7月に会社の方とNYへ旅行に行くことにしたから旅行会話を習いたい!」
と彼女からリクエストがあったんです。
ネイティブ講師が使用する人気のテキストと私が昔一人旅するのに機内で良くみていた本とでレッスンを始めました。
初回終わった後、メールが届いて 「気分はもうNY!妄想トレーニングがはかどりまくりです。自分史上初!こんなに何でも理解できるようになるなんて!」

実は彼女は文法が大嫌いなんです。
というより、文法に使われているあの日本語に拒絶反応があるため説明時に “所有格” ”関係代名詞” “現在・過去・未来完了形”・・・etc を口に出したものなら
彼女曰く、「心のシャッターがしまってしまう。」らしいのです。
実はずいぶん前からこれが原因で英語が苦手になってしまう人が殆どなのではないか・・・と思っていましたが、この彼女のこの言葉を聞いて確信。
中学生の生徒さん達に話したら、「あ~それ凄くわかる!」とみんなで頷き合っていました。

「中学生に気持ち分かってもらえるなんて!」と大笑いしていた彼女ですけど、
妄想トレーニングの詳細を聞いてビックリ!

楽しんで学べるように、彼女好みの映画と海外ドラマをお勧めしたところ
妄想トレーニングが更にパワーアップしているみたい。
こどもみいたいに「ファビュラスってどういう意味ですか?」と突然尋ねてくれたり。
スペルはわからなくてもこういう人こそ耳から入れてそのまま話すトレーニングすれば
早いと確信してます。
心のシャッターが閉まらなくなってきた!というのを聞いて、ほっとしてます。
楽しくやっていきましょうね~。